2017/07/28

待機児童数ランキング1位の世田谷区の保活:育休中・単身赴任世帯・兄弟姉妹入園が有利!?

認可保育園の入所は、保育園入園のための“ポイント”と言ったりもしますが、お子さんや家庭の状況を総合的に判断する実施基準指標に基づいて可否が判断されます。

実施基準指標は、基本指数と調整指数とに分かれているのですが、調整指数の点数が可否の分かれ道です。

詳しくはこちらの記事を!⇒保活はいつから?何をしたらいい?まずは保育園入所の点数計算をして役所に行こう!!

この調整指数は、市区町村によって項目や点数配分が異なります。

そのため、この調整指標をみると、その市区町村がどういう家庭のお子さんを優先して保育園に入園させようとするかがわかります。

あるいは、ご自身のお子さんやご家庭の状況と調整指標の項目とを照らし合わせると、ご自身のご家庭のお子さんがどれくらい入所が厳しいのか?などを考えることができます。

今回は、具体的に世田谷区の保育園入園のための調整指標(2017年度)を見ながら、世田谷区で保育園に入園しやすい家庭・そうでない家庭を考えてみました。

世田谷区って待機児童数日本NO.1だけど・・

待機児童ランキングを見ると、世田谷区がNO.1になっていますが、実は、待機児童の定義って曖昧なんです。

現在ママは家にいながら求職中という方や育児休暇を延長している方のお子さんを待機児童とカウントしている市区町村とそうでない市区町村があるんです。

世田谷区は、前者で、ほぼどんな理由でも「認可保育園に子供を入れたい!!」と思っている人のお子さんが入れていなければ、そのお子さんを待機児童とカウントしているんです。

そういう事情も重なり、待機児童数が日本で一番多くなっているという実情もあるので、特段に待機児童対策に真摯に取り組んでいないというわけではないと思います。

世田谷区は、育休・単身赴任・在園中の兄姉加点が大きい

話が横道にそれましたが、世田谷区の調整指数表(2017年度)は、コチラです。

①単身赴任家庭

調整指数表の4番目の項目に「父母のどちらかが単身赴任の世帯」という項目があり、“+3”とされています。

世田谷区では、パパかママのどちらかが単身赴任の場合に3点の加点がつくんですね。

保育所の入所の選考に「単身赴任」が項目に入る地区は珍しいです。単身赴任世帯はお子さんの家庭での保育が大変なのでこの項目があて当然かと思いきや、この項目はなかなかないんです。

世田谷区では、単身赴任世帯は保育園の入園では有利になりますね。

②育児休暇明けの復帰

6番目の項目には、「申込時の産休明け又は育休明け予定の場合」という項目があり、“+5”とされています。

この項目も無い地区の方が多いです。

さらに、4番目の項目に、「就労実績が1年以上の場合」とあり、“+2”とされているので、働いてから1年以上経過した後、産休又は育児休暇を取得して仕事復帰する人の加点は+7点です。

一方、4月入所の申し込みで(申し込みは前年度の12月)1月から働く予定の人の加点は3点です(項目の10番を参照してください。)。

1年以上働いた後に育児休暇を取得して仕事復帰する人と比較すると4点の開きがあります。

産前から1年以上働いていた人が優遇されるという印象ですね。

また、認可外保育園などにお子さんを預けて働いている人の加点は、0歳児クラスを申し込む場合は+5点、それ以外のクラスを申し込む場合は+6点の加点です。

この場合、1年以上の就労実績があっても、0歳児クラスを申し込む場合の加点は+7点。

世田谷区では、育児休暇を早く切り上げて4月の0歳児クラスの申し込みをしても育児休暇明けの4月の0歳児クラスの申し込みをする場合と条件は変わらないんですね。

1歳児クラス以上になると、就労実績が1年以上あり認可外保育園などにお子さんを預けている方は、+8点の加点になるので、育児休暇明けの申し込みをされる方より+1点有利になります。

③兄弟姉妹が在園中または同時申し込み

19番目の項目に「申込児以外の兄弟姉妹が在園中または同時申し込みの場合」という項目があり、+5点です。

既に認可保育園に通っている兄弟姉妹がいる場合、あるいは、兄弟姉妹を同時に申し込む場合に加点がつく地区は多いです。

多いですが、加点数が“+5点”とここまで大きい地区も珍しいです。

世田谷区では、認可保育園では兄弟姉妹入所がかなり優遇されていると思います。

多児(双子や三つ子やそれ以上)加点は無いようですが、双子や三つ子も兄弟なのでこの兄弟姉妹加点が適用されるのだと思います。

加点されるのは区在住者のみ

この調整指標は、世田谷区在住または在勤者以外には適用されません。

そして、区内に居住していなくて、仕事で世田谷区にきている人は、-10点されます(項目28参照)。

つまり、実質的に世田谷区在住の方のみ、調整指標の加点がなされるということです。

世田谷区での保活

世田谷区の調整指標の傾向をみると、就労実績が1年以上あり、育児休業明けに仕事復帰する人、さらに、兄弟姉妹で入園させる人が優遇されている印象です。

1人目のお子さん(又は保育園に入る年齢のお子さんが一人)の場合、兄弟姉妹入園をしている人、させる人が多いと、認可外保育園への入所はかなり厳しい状況です。

保活の保育園見学のときに、現在在園中のお子さんの妹や弟の誕生でママやパパが育児休暇を取得している方で、ご自身のお子さんを入園させたいクラスを希望する保護者の方がどれくらいいそうかを聞いてみるといいかもしれません。

先生方も正確な数字は答えられないと思いますが、「結構いるような気がしますよ。」などと答えてくれるかもしれません。

また、市役所にいったときにも、お子さんの入園を希望する保育園に兄弟姉妹がいなくても保育園に入れる方が毎年どれくらいいるのか?を聞いてみるのも有効です。

新年度(4月入所)の募集定員は、学年(クラス)によっても保育園によっても異なります。

募集定員が多く、兄弟姉妹入園で埋まってしまいそうにない保育園を出来る限りリサーチしてみましょう。