2017/07/28

保活はいつから?何をしたらいい?まずは保育園入所の点数計算をして役所に行こう!!

連日のように保育園(保育所)の待機児童問題がTVやネットニュースで取り上げられているので、「保育園に子供を入れるのは大変!!」というイメージがすでに多くの人に定着しているのではないでしょうか。

その影響で、数年前には耳にしなかった“保活”という言葉もすっかり耳慣れた言葉になりました。

我が子を保育園に入れるために行動する保活。

よく耳にはするものの、具体的には何をすれば良いの?と思われる方も多いのではないでしょうか?

そこで、今回は、3人の子供を保育園に入れたブログの管理人“うずら”が保活で何をすれば良いかを解説します。

保活はいつから?

保活を始める時期はお子さんを保育園に入園させたい時期によって変わってきますが、早いに越したことはありません。

現状、お子さんを入園させたい時期とお子さんが入園しやすい時期というのは必ずしも一致しません。

1年間育児休暇を取ってからお子さんを保育園に預けたいと思っていても、その時期が年度途中だと保育園の空きが無い・・・。

4月は年度のはじめなので、比較的保育園に入りやすい時期。

結果、育児休暇を延長して入園時期を予定より遅らせることもできますが、保育園の入園時期を予定よりも早めることもあります。

育児休暇延長に伴って育児休業給付金を受け取る期間を延長するために必要な書類についてはコチラを!

育児休業給付金延長のために不可欠な「保育所入所不承諾通知書」を取得するためのスケジュール

お住まいの地域の保育園の空き状況や待機児童の数を把握して、お子さんの保育園の入園時期を明確に決めるためにも、もし妊娠中の体調が良ければ、妊娠中から始めることをおすすめします。

(でも、体調が優れない場合は、絶対に絶対に無理したらダメです。まずは何はともあれ出産です!!)

保活は何をしたらいい?

1.通わせたい保育園を探す

保活をできるだけ早く始めた方が良いということがわかったところで、初めてだと具体的に何をしたら良いのかわかりませんよね。

保活のゴールは、お子さんが、

  • ママやパパが安心してお子さんを預けられる
  • お子さんが安心して毎日登園できる
  • ママやパパが安心して毎日働ける

保育園に通えるようになることです。

お子さんを保育園に預けられなければママは仕事復帰できません。何が何でも保育園を決めないと!!と焦る気持ちもわかりますが、保育園はお子さんが一日の大半を過ごす場所。しかも、0歳児クラスから通えば6年間通います。

この長い時間、この長い期間、お子さんを預かってもらうためには、保育園とママやパパとの信頼関係は不可欠です。

保活の第一歩目は、お子さんを「ここなら安心して通わせられる!!」という保育園を探しましょう。

保育園を選ぶときに大切なポイントはコチラの記事をご覧に!!

保育園を選ぶときの4つのポイントと見学はいつ?何を質問したらいい?

2.市役所で待機児童数の確認

希望する保育園が決まったら、その保育園の待機児童の数を確認しましょう。

■認可保育園(認可保育所)

認可保育園の待機児童は、市役所(区役所・町役場)で確認できます。今は、市区町村のHPで認可保育園の空状況を確認することができる場合が多いです。

空状況は、その時点での空状況なので、お子さんの入園時期にはまた変わってきますが、だいたいどんな状況なのかがわかると思います。

■認可外保育園(認可外保育所)

認可外保育園(認証保育園など)の場合は、各保育園に問い合わせなければなりません。

待機児童の数を確認すると同時に、お子さんを保育園に通わせたいと思っている時期を告げて、キャンセル待ちやウェイティングに申し込んだ方が良いのかどうかを確認しましょう。

認可外保育園は、各園での手続きで入園が決まります。

認可保育園に入れないことを想定して、どうしたら希望時期に入園できるか質問し、必要な手続きをしましょう。

 3.保育所等入所案内をもらう

区市町村の役所には、認可保育園への入所手続きをする際に“保育所等入所案内”などと言ったパンフレットをもらいます。

現在では、市区町村のHPから閲覧又はダウンロードできる場合も多いです。

パンフレットの中身は、各認可保育園の紹介や認可保育園への入所の手続きの方法が記載されているのですが、その中に“指数表 ”というものがあります。

①保育の指数表とは?

保育の指数表とは、保育園入所のためのポイントなどと言ったりすることもありますが、その家庭がどれくらい保育が必要かを判断するための指数を決めるためのものです。

要は、その家庭のお子さんがどれくらい保育所に入所する必要があるか否かを判断するための点数を決めるものです。

市区町村は各家庭の指数を元に保育園入所の選考をしています。点数が高ければ高いほど、その家庭は、保育所に入所する必要があると判断されます。

実施基準指標は、基本指数と調整指数に分かれています。

基本指標は、パパとママのそれぞれについて計算し合算します。

②基本指数

基本指数は、呼び方は市区町村によってすこしずつ異なりますが、各保護者(例えば、パパとママの両方)が、どんな理由で、どれくらいの時間、自宅で子供のお世話をすることができないか?を基準に決まります。

どんな理由?というのは、就労(仕事)、出産、病気、介護、求職、求学が理由になります。

どれくらいの時間?というのは、勤務時間、介護時間などを指します。

これは、待機児童数が1位の世田谷区の基準指数表です。

フルタイムで月20日以上外勤している人は:20点、月12~15日、7時間/日で働いている人は:14点と、パパやママの勤務の状態で点数が決まります。

ちなみに時短勤務で育休明け復帰する予定でも、通常、時短しなかった場合の時間を基準にされます。

パパとママ、それぞれの基準指数を計算してみてください。

③調整指数

調整指数というのは、各保護者、家庭、入所を希望する児童の状況に応じて、当てはまる項目があれば、指数が加点される場合もあれば、減点される場合もあります。

これも世田谷区の調整指数表です。

例えば、既に上のお子さんが保育園に通われていて、その保育園を第1希望として入所の申し込みをする場合には、9番の項目に該当するので、+1点加点されます。

パパやママが世田谷区ではないところに住んでいる場合には、-5点されます。

調整指数の表を見ながら当てはまる項目に〇をつけて、ご自身のご家庭の調整指標を計算してみてください。

■調整指標の項目や加点数は地域により異なる

そして、この調整指標の項目や点数配分は、各自治体によって異なります。

例えば、この中野区の場合ですと、兄弟姉妹で入園する場合には、+2点が加点されます。

世田谷区だと+1点ですが、中野区だと+2点。加点の点数が違います。

こちらは、足立区ですが、足立区だと、パパかママが海外に単身赴任していたりすると+2点の加点があるようです。

この項目は無い地域が多いです。

このように地域によって調整指標の項目や加点数(減点数)は異なるのですが、多くの人が関係してくるのは兄弟姉妹加点だと思います。

兄弟姉妹入園に加点がある地域だと、第1子の入園は兄弟姉妹で入園させる人より不利になります。さらに、その加点数が大きければ大きいほど、第1子の入園の場合は不利になります。

両親共に共働きで、基本指数は満点という家庭がほとんどだったりするので、この調整指標が、保育所入所の合否の分かれ目になる場合がほとんどです。

自分の地域の調整指標の項目や加点数をよく把握しておき、自身のご家庭が不利なのか有利なのかを把握しておきましょう。

■調整指標の項目や加点数は年毎に変更される

調整指標の項目や加点数は、年度毎に変更されます。しかも、割と頻繁に変更されます。

我が家の長男入園時には、我が家の居住区は、兄弟加点がありませんでした。

しかし、現在は兄弟加点があります。加点数も3年前に一段階増えました。

さらに、一昨年からは、多児加点もできました。

このように、調整指標の項目や加点数は、住民のニーズ(保育園の保護者連との話し合いなど)や世論を受けて頻繁に変更されています。

市役所にいくときには、調整指標の変更がないかについてもたずねてみましょう。

4.市役所、区役所、町役場に相談に

①市役所等に行く前に実施基準指数を計算

ご自身のご家庭の実施基準指数が何点になるか計算できましたか?

項目の意味がわからないところがあれば、そこはチェックして飛ばして計算しましょう。

市役所等に行ったときに質問すればOKです。

②市役所等で入所の相談

ご自身の家庭の“実施基準指数”を把握できたら、一度、市役所に行ってみましょう。

市役所では、「保育園入園のための相談をしたい。」と言えばOK。

相談するときには、

  • お子さんを通わせたい保育園
  • 通わせたい時期
  • ご家庭の“実施基準指数”

を告げて、「この状態ですが、入園に希望はありますか?難しそうですか??」と聞いてみましょう。

基本的には、蓋を開けてみないととわからないものですが、かなり難しい場合には、「かなり難しいです。」と教えてくれると思います(友人は「かなり難しい。」と言われて、フルタイム共働きでも入園できませんでした。)。

ただし、余程の空のある地域以外は、「絶対入園します。」とは市役所の方も言えないので、どれくらい難しいかを見極めるための相談だと思って行ってください。

市役者の方の回答がわかりにくい場合には、「去年は私くらいの点数でどれくらいの方が入れませんでしたか?」など、いろいろ質問を変えて答えてもらうと良いと思います。

実施基準指数の項目で意味のわからなかった項目や自分の点数計算に自信がない場合には、そこもきちんと質問しましょう。

5.入園が難しそうな場合は対策を!!

市役所に行って相談した結果、とりあえず楽に入れることはなさそうだとわかった場合は、一体どうしたら良いのでしょうか?

①育児休暇の延長と認可外保育所の確保

育児休暇は、お子さんを出産した日から1年と決まっていますが、保育所に入所できなかった場合には、1年半まで延長できます。

1年間の育児休暇が終了する前にとりあえず入所を希望する月に向けて保育園への入所の申請をして、ダメだった場合には、育児休暇を延長するということもできます。

ただし、この場合、1年半の育児休暇が終了するときに認可保育園に入れる保証はどこにもありません。

ほとんどの認可保育園で4月は各クラスで定員が増員されるので、育児休暇延長中に4月の入所申し込みをすることができれば、認可保育園に入れる可能性は高くなりますが、それ以外の場合はかなり厳しいと思われます。

1年半の育児休暇終了時に受け入れてくれる認可外保育所を確保しておくことは大切です。

認可外保育所は、各園ごとに決まりが異なりますので、良い!と思った認可外保育園を見つけた場合には、いろいろ話を聞いて入所に向けて動きましょう。

 ②認可保育園への入所前に認可外保育園に入所する

認可保育園がダメだった場合のために認可外保育園を確保しておくというのも大切ですが、認可保育園の入所前に希望する認可外保育園に空きが出たら、認可外保育園にお子さんを預けて仕事復帰するというのも有効です。

これは、杉並区の調整指標の項目ですが、認可保育園の入所申し込みをするときに、既に認可外保育園に預けて仕事復帰しているという実績があれば、加点しますよ!という項目です。

しかも、実績が6カ月以上で+2点、1年以上で+3点、1年6カ月以上で+4点と、認可外保育園にお子さんを預けて働いている実績が長ければ長いほど認可保育園への入園が優遇されます。

この調整加点があっても年度の途中だとなかなか認可保育園への入所は難しいかもしれませんが、募集人員が多い4月だと、普通のフルタイム共働き家庭より+2~+4点分実施基準指数が多くなるので、入所には有利になります。

認可保育園も0歳児~2歳児のうちは、平均年収くらいの世帯でもそこそこ高額な保育料を支払うことになります(0歳児~2歳児は、とても保育に手がかかるので仕方のないことです。)。

この期間は、認可保育園と認可外保育園との保育料の差は小さいです。

認可外保育園は園庭が無かったりしますが、雨でなければ毎日公園に連れていってくれる保育園もありますし、保育時間帯にスイミングへの送迎をしてくれる園もあります。

さらに、最近は、認可保育園も民営化(市区町村が経営せず一般の会社などが経営している)が進んでいるので、認可保育園と同じ母体が認可外保育園を経営していることも多いです。

保育料や施設の違いはあれど、認可外保育園だからといって保育の質が低いというわけではありません。

認可外保育園も常にチェックしておきましょう。

 ③待機児童の少ない地域に引っ越す・・・

お家を買っている場合には難しいですが、賃貸住宅にお住まいの場合は、待機児童の少ない地域に引っ越すというのも一つの手段です。

実は、待機児童の数は、同じ東京でも地域によりかなり差があります。

待機児童数が少ない地域で引っ越しても良いかなぁと思う地域があれば、その地域でのご家庭の実施基準指数を計算し、その地域の市役所の子育て相談課などに問い合わせてみましょう。

ただし、その地域に住んで1年未満の人は実施基準指数が原点される場合があるので、早めに動きましょう。

 

待機児童問題と言われて随分経ちますが、本当に住んでいる地域によって待機児童の数が違います。

調整指標の項目や加点数なども、地域により異なります。

兄弟姉妹入園が優遇される地域、パパやママの就労時間が重要視される地域。

さらに、年度によっても重要視される項目が変わっていたりもします。

少し前までは兄弟姉妹入園が優遇される地域が多かったのですが、最近はパパやママの就労時間に重きを置く地域が増えています。

このように、お住まいの地域や入所の年によって、ご自身の家庭のお子さんの入園のしやすさが変わってきます。

ぜひ、お住まいの地域の市役所・区役所・町役場の子育て支援課の方などに相談して、ご自身の状況を把握することからは始めてください。