2016/11/18

子宮腺筋症の治し方は?子宮内膜症の本を読んで自分の病気を知ることから始めます!!

1.子宮腺筋症(内膜症)とチョコレート嚢腫についての知識ゼロ

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前々回前回の記事に書いたように、「頭がクラクラ・動悸・息切れ」で血液検査をしたら「鉄欠乏性貧血」と診断され、鉄剤を処方されましたが、内科の先生の感触として回復がイマイチなので、婦人科系の疾患を疑われ婦人科を受診したら、「子宮腺筋症」と「チョコレート嚢腫」だろうと診断されました。

婦人科で内診を終えた際に、「MRIの結果と腫瘍マーカーの結果を見てお薬を決めます。」とお医者さんに言われました。ただ、その際に、「低用量ピルかホルモン剤かどっちかかなぁ。年齢的に低用量ピルでもいいけど・・・」とお医者さんがゴニョゴニョ言っていました。

家に帰って調べてみると、お医者さんが「低用量ピルかタナゾールのどちらか」と言ったことがわかりました。

私は以前別の病気で「ホルモン剤」を使用したことがあるのですが、副作用がとてもつらかったのです。具体的には、吐き気やムカつき。さらには、体重の増加もありました。

そのため、

「子宮腺筋症とチョコレート嚢腫の治療には、『ホルモン剤』は避けて通れないのだろうか??」

「ホルモン剤にもいろいろあるだろうから、できるだけ副作用が少ないものにしたい・・・。」

とお薬に対して、様々な感情が出てきました。

でも、知識が無い・・・。

「そもそも、『子宮腺筋症』や『チョコレート嚢腫』の治療には、何が一般的なの!?」

「治療に年齢も関係あるの!?」

と頭の中の疑問は止まりませんでした。

そして、ただ1つ思ったことは、MRIと腫瘍マーカーの結果が出て、お医者さんがお薬を決めるまでに、自分でもある程度「子宮腺筋症(内膜症)」や「チョコレート嚢腫」について知識をつけておかなければならない!!ということでした。

2.「子宮内膜症協会」の「あなたを守る子宮内膜症の本」を購入

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①ネットで情報収取:子宮内膜症協会のサイト発見

最初はネットで情報を収集していました。そもそも、「子宮内膜症」や「子宮筋腫」は聞いたことがありますが、「『子宮腺筋症』って何なの?」という疑問がありました。

そのため、「子宮腺筋症」で検索をしていたのですが、その時に、「子宮内膜症協会」のサイトにたどりつきました。そして、そこには、「子宮腺筋症」の説明がかかれ、さらに、この病気になった人の症状や治療法が紹介されていました。

そして、「子宮内膜症協会」の説明は、他のサイトと違い、私が一番気がかりだった「ホルモン剤」での治療のことや、「低用量ピル」での治療について詳しく書かれていました。

②「あなたを守る子宮内膜症の本」を購入

そして、この「子宮内膜症協会」が 「あなたを守る子宮内膜症の本 」という本を出版していることをそのサイトで知り、早速購入しました。

「子宮内膜症協会」は、「NPO法人」です。「子宮内膜症」等の婦人科系疾患に苦しんだ人達が立ち上げた団体です。そのため、この本も、お医者さんや専門家からの発信という形ではありません。

「あなたを守る子宮内膜症の本」は、この「子宮内膜症」等の疾患に苦しんでいる人達から、その同じ病気に苦しむ同士へ

  • どのような治療(薬・手術)を選び
  • どのような病院を選び
  • どのような医師を選び
  • どのように不妊等の悩みと向き合うのか

が記されている、子宮内膜症との向き合い方の「道しるべ」的な本です。

もちろん、子宮内膜症、腺筋症、子宮筋腫、チョコレート嚢腫のメカニズム等についてもきちんと記載されています。

ただ、この部分が、患者にとって、特に大切な情報だと感じました。

3.自分は「子宮腺筋症」と「チョコレート嚢腫」とどう向き合うべきか!?

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この 「あなたを守る子宮内膜症の本 」を読んで、自分はどのように「子宮腺筋症」と「チョコレート嚢腫」と向き合いたいのかということを考えました。

①自分の生活への「子宮腺筋症」と「チョコレート嚢腫」の影響

そこで、まずは、「子宮腺筋症」と「チョコレート嚢腫」が自分の生活にどのようなダメージを与えているかということと、自分の現状を整理しました。

子宮腺筋症とチョコレート嚢腫のダメージ

  • とにかく「貧血」による「足のむくみ」がつらい。
  • とにかく「貧血」による「頭がクラクラ・頭痛」がつらい。
  • とにかく「貧血」による「動悸・息切れ」がつらい。
  • 月経過多によるナプキンからの漏れが気になる。
  • 以前ホルモン剤を服用したときの副作用がつらすぎたので、二度と御免だ。

 

私の「子宮腺筋症」と「チョコレート嚢腫」と向き合う現状

  • 双子が小さいので手術は当面は無理。
  • 将来、特に、妊娠は望んでいない。

 

②「子宮腺筋症」と「チョコレート嚢腫」には当面「低用量ピル」で向き合いたい

この現状から、とにかく自分は「鉄欠乏性貧血」の症状(足のむくみ、頭クラクラ・頭痛、動悸・息切れ)が辛いのであって、通常、子宮内膜症の方が途方に暮れている「生理痛」や「不妊についての悩み」といったものが無いことがわかりました。

そのため、月経過多を抑えて、貧血が改善されれば、今のところ問題ないのでは無いかなぁと思いました。

「低用量ピル」でも月経量を減らす(おだやかにさせる)ことは可能であると書かれていましたし、「タナゾール」の方が低用量ピルより月経量を減らす作用が優れているということも無いようなので、何より「タナゾール」の副作用を恐れる私は、低用量ピルを処方してもらおうと心に決めました。

4.婦人科の先生の診断

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①MRIと腫瘍マーカーの診断結果

このように自分の中で「子宮腺筋症」と「チョコレート嚢腫」との向き合い方を決めた後、婦人科の病院を訪れました。

その結果、MRIの結果を読影した外部の医師と婦人科の先生の両方の見解は一致して、はやり、「子宮腺筋症」と「チョコレート嚢腫」でした。

②子宮腺筋症とチョコレート嚢腫の治療法

上に「治療法」と書いていますが、基本的に「子宮腺筋症」や「チョコレート嚢腫」がお薬で治ることはないので、正確には、「子宮腺筋症」と「チョコレート嚢腫」の症状の緩和方法ですね。

現状、私は、「子宮腺筋症」と「チョコレート嚢腫」による整理時の月経痛や体調不良は無いため、ひとまず「投薬治療」と言われました。そして、お医者さんは、やはり「低用量ピルかタナゾールかなぁ。」とおっしゃいました。

ちなみに、お医者さんが、

まず、低用量ピルを提案した理由は、

  • 私の子宮腺筋症とチョコレート嚢腫の1番の困った症状は「月経過多」による「貧血」
  • 私が30代で低用量ピルの副作用として血栓症のリスクが上がる年代前なので「低用量ピル」でも良い
  • 「低用量ピル」がほかのお薬より安価
  • 私が他の薬の副作用におびえている

といったところだと思われます。

他方、「タナゾール」を提案した理由は、

  • 子宮腺筋症に効果があるとの報告がなされている
  • 低用量ピルは40代になると血栓症のリスクが上がるので数年しか使えない。

といったところでした。

③「低用量ピル」の処方をお願いしました

この婦人科の先生は、最初から「低用量ピル」の処方を提案して下さったので、「低用量ピル」の処方をお願いしました。

ただし、「40代から血栓症のリスクが上がるので、あと数年しか使えない。」と言われました。

しかし、私の場合、現状、子宮腺筋症とチョコレート嚢腫の症状として困っているのは「月経過多」による「貧血」だけ(でも、この貧血がとてつもなくつらいのです)ですので、どのみち手術しなければ完全に治る(根治する)ことは無いですし、できるだけ副作用が少なく、安価な薬で、「月経量」を減らせるのが一番だと思い、数年後のことは考えていません。

低用量ピルの服用で「貧血」が改善すれば万々歳ですし、子宮腺筋症とチョコレート嚢腫の進行具合は経過を見ていくしかないと思っています。また、チョコレート嚢腫は癌化しやすいとも言われていますので、この点でも定期検診は欠かせません。

そのため、今後も低用量ピルを服用しながら、婦人科へ通院し、経過を見守ることにしました。

5.その人その人によって子宮内膜症の治療の方法は異なる

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①「子宮内膜症」によって月経痛に苦しむ女性は多い

今回、私は、「子宮腺筋症」と「チョコレート嚢腫」と診断されましたが、私のように、この病気による症状が月経過多(しかも、もの凄く大変な思いをされている方と比較すると、そこまで大変な量ではないと思います)だけで病院に通うという方は少ないのではないでしょうか。

私の周りでも、子宮筋腫や子宮内膜症とつきあっている女性が数人いますが、

  • 月経痛で月の半分が奪われる
  • 激痛で救急車が運ばれた
  • 激痛で意識を失った

と話してくれました。

②「不妊」に悩む女性も多い

また、「子宮内膜症」等の婦人科系の疾患があると、子どもを授かりづらいと言われています。そのため、「月経痛」で苦しんでいるうえに、「自分は子供を授かれないのではないか」という気持ちを抱え続ける女性もいると思います。

さらに、こうした悩みは健康な人や彼氏には話しづらくてまずます孤独に苛まれる可能性もあります。

③自分と自分の「子宮内膜症」と向き合う

このように人によって「子宮内膜症」がダメージを与えてくる部分が異なりますし、自分が改善したい「子宮内膜症」の症状も異なります。

そのため、ぜひ、子宮内膜症(子宮腺筋症・子宮筋腫・チョコレート嚢腫)の治療の選択肢についてよく知り、自分の環境や感情と照らし合わせて、自分がどの治療やお医者さんを選択すれば良いのかを考えていくのが大切だと思います。

私も、今後、自分の「子宮腺筋症」と「チョコレート嚢腫」の治療、症状をどうやって緩和していったかについて書いていきたいと思います。

★出版されたのは2000年ですが、子宮内膜症に戸惑っている方には、この本、おすすめです。

字数が多い本ですが、それだけ語りつくせぬ病気であると感じました。